自分が生きやすい生き方

優雅で丁寧な暮らしじゃなくて、生きやすい生き方を。

母の呪縛から解き放たれるためにバリキャリになるのかなと、マイ・インターンを見て思った

今更ながら、マイインターンをみました。

劇場ではみられなかったので、見られてうれしい!

 

かるーく感想と考察を。ネタバレ前提なのでご注意ください。

 

 

まず感想。

監督いわく、出会うことのない二人の友情を描きたかったらしいです。

アンハサウェイ演じるジュールスも、ロバートデニーロ演じるベンも、どちらもとても良いキャラでした。

映画は主に新進気鋭の女社長として家庭も仕事も頑張るジュールスを、そばで見守るベンって感じで進みます。

ベンが本当に古き良き紳士で、とても素敵な男性でした。

もともとできる人なんだろうけど、70歳にもなるとやはり余裕が感じられますね。かなり魅力的です。

 

一方のジュールスは、社長として仕事も家庭も頑張りたいけど、うまくいかない。

会社が大きくなる一方で他の社員がついていけないのでCEOを雇うことを提案され、

夫の浮気が発覚するし・・・。

 

ジュールスは夫に浮気のことは問い詰めませんが、もしかしたら別れなければならないのかもと不安をベンに打ち明ける。

この二人別れてしまうのかな?と思っていたんですが、最後の方で夫がジュールスのオフィスに現れて、自白します。

「血迷ってたけど、君を応援したい。もう一度チャンスをくれ。」って感じのこと言ってました。

このシーンで私は号泣しました。笑

自分から打ち明けてくれたことが嬉しくて泣きだすジュールス。

そして、もう一度信じようとするんですね。

ジュールスだって裏切られて本当に悲しかっただろうに、もう一度信じようとする行為が、愛なのかなって。

また、夫も出来心で他の女と浮気しちゃったけどジュールスのことをもう一度支えたいと言えるところに、愛を感じました。

 

仕事も家庭もがんばってるジュールスを見て、素直に自分もいろいろなことに向き合わなきゃ、頑張ろうって思える作品でした。

 

 

続いて、考察。

考察については、ジュールスとベンの友情とかには触れません。

気になるのはジュールスの母の設定。

お母さん、ちょっと毒親気味で、なんでもかんでもジュールスに報告したがりみたい。

ジュールス本人も、「なんで私はましに育ったのに、お母さんはあんなクソババアなの?!」みたいに思っているシーンがあります。

 

ここで思ったのが、バリキャリ(バリバリのキャリアウーマン)の人は、親からの呪縛から解き放たれたくて、バリキャリになるのかなと…

仕事による自己実現ですね。

仕事で大成して、親からさっさと自立して、「ほら見てよ!お母さんなしでもやれたじゃん!もう子どもの何もできない、お母さんに言われるがままの私がないんだよ?!」と伝えたいんじゃないでしょうか。

 

脚本にこっそりこのテーマも入ってるんじゃないかと思った次第です。

雑だけどおしまい!